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学校訪問記 vol. 25 茨城県那珂市立本米崎小学校

2011年 5月17日(火) 茨城県那珂市立本米崎小学校



本米崎小学校小林祐子校長先生と

三郷から常磐道を北に向かって約100キロ、ETC専用東海スマートICを降りて2分、見渡す限りのどかな田園風景に囲まれて、南仏のプチホテルのように可愛い本米崎小学校のピンクと白の校舎がある。1年生9人、2年生1人、3年生12人、4年生8人、5年生7人、6年生17人、全校生徒54人の少人数のこの学校は、明治16年に創立以来、先祖伝来、おじいちゃん、おばあちゃんも通い、みんな親戚のように親しく深く地域に根付き愛されている学校である。校長室に貼られている地図も、全校生徒全員の家名が書き込まれている。 今日は低学年22人と、高学年32人の二部構成だ。小学生はどうしても一年生と六年生では理解度の開きがあり過ぎるので、時間のゆとりがあれば二つに分けて朗読と話の内容を変えさせて頂いている。とは言っても、共通に伝えたい言葉は「あなたがいい」と「友だちにならない?」だ。それぞれの子供たちが、自分自身と友だちに向かい「あなたがいい」と言えるように、又、一人ぼっちで淋しい思いをしている子がいたら「友だちにならない?」と声をかけるようになって欲しい。そう思って「心の宅急便」を届けている。低学年の部が終わった時、子供たちが「握手、握手」と言って私たち「心の宅急便」メンバーの周囲に集まってきてくれた。もみじのような小さな手が一杯差し出され、柔らかく温かな感触を楽しみながら握手した。その中の一番小さな女の子が恥ずかしそうに後ろから近づいてきた。 モジモジしながらも手を出さない。「握手?」と背をかがめたら、背伸びして私の耳元に両手を伸ばしこう囁いた。「友だちにならない?」「アリガトー!!嬉しい!友だちになってくれるの?」そう言うと女の子はにっこり笑って言った。「いいよ。友だちになってあげる」 少ない人数で、近い距離で、一人一人の顔を見ながら話せる機会は特別の親近感が生まれる。元気で可愛い本米崎小学校の子供たち、そしてお母さんたち、又 お会いしましょう!



本米崎小学校全景

                                                                                                                         
 
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