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学校訪問記 vol. 26 東京都中央区立佃中学校

2011年 9月 3日(火) 東京都中央区立佃中学校



佃中学校の皆さんと

前日から台風の影響で暴風雨になると言う予報。うわー!!どうしよう?!と思っていたが、朝になったら青空が。おかげで身も心も晴れやかに月島にある佃中学校に向かうことが出来た。佃中学校はこの写真のように、まるでマンハッタンの景色のような高層ビルに囲まれた都会的な環境にある中学校だ。水色タイルがお洒落な5階建ての校舎は、学校と言うよりは素敵なビル、と言った感じ。生徒数292名。講演は4階にある体育館で。プールは6階屋上にある。台風の直撃は免れたと言うものの、9月初旬の朝の体育館は湿気と暑さで息苦しいほどにムンムン!この中で講演を聴く生徒達は辛いだろうなあ・・と思いながら準備をしていると、いつの間にか涼しい快適な温度になっていた。体育館に空調設備がある公立の中学校は初めてである。中央区の中学校は他3校も空調設備があるが、ウイークデイは節電対策のため使用していないとのこと。講演日が対象をはずれる土曜日であったのは幸いであった。 そんな都会のど真ん中にある学校だが、生徒達はびっくりするくらい素朴で天真爛漫だった。講演後の豆紙人形展示では、「うわー!この人形、動き出しそうで怖い!」とのけぞってみせてくれたり、白い綿で作られた「かまくら」を「エッ?雪見大福かと思ったー!」などと無邪気な声をあげたり、小さな豆紙人形の立ち位置に目線を合わせ、しゃがんだまま歩行しながらテーブルの下から丁寧に眺めてくれたり、男の子も女の子も全く気取りがなく表現が豊かだ。「そうなんですよ!うちの学校の子は本当に素直で純朴で心が熱いんです!」加藤譲司校長が目を細めながら嬉しそうに言った。「この学校に赴任してきた時、気持ちよく挨拶で人を迎えることが自然に出来てるという印象を第一に感じました」 「その優しさは地域的にお年寄りに接する機会が多いからかもしれませんね」と学校評議員の新谷さん。「講演のいじめの内容も身近な問題のせいか、食い入るように聞いていました」と、柳歓子副校長。書き終わったばかりの生徒達の感想文を教務主任の岩崎先生が抜粋で読んでくださったが、しっかりと「心の宅急便」を受け止めてくれていた。生徒達に沢山お土産をもらった気持ちで学校を去った。



佃中学校

                                                                                                                         
 
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