11月4日(金) 横浜市立中田小学校
中田小学校の皆さんと
心の宅急便にお声をかけてくださる学校は 何故かどこかで何かが繫がっている。私たち関係者からの広がりだったり、支援してくださる方々のご紹介だったり、訪問した学校の先生方や保護者の方からの口コミだったり・・。今回は全くつながりの無い「新聞記事」がきっかけだった。「いじめ克服ソング響いた」、朝日新聞1月のそんな記事を読んで依頼してくださった横浜市立中田小学校の人権担当・田中かおり先生は、なんと私の大学の後輩だった。「なんだかご縁を感じるわね」そんなメールでのやり取りから始まったせいか、田中先生も初対面とは思えなかった。なんだかキャンパスの中で出会ったことがあるような懐かしさが・・とは言え、母娘ほどにも年齢が違っているが!朝8時前に学校に着くと、校庭から元気のいい音楽が聞こえてきた。マーチングバンドの朝練だった。中田小学校は児童数760名、全国大会で6年間連続金賞を受賞しているマーチングバンド伝統名門校だ。4年生から参加できるマーチングバンド部員は70名弱。継続金賞受賞の秘訣はたゆまぬ努力だ。7時20分から8時10分までの毎朝の練習。夏休みもお弁当持参で毎日朝の9時から午後4時まで練習するそうだ。その練習の厳しさに耐えて継続優勝の壁を乗り越える精神力が全ての面に良さとなって現れ、マーチング部員は学校の生活面でも心と体のリーダーとなっている、と鈴木実校長は言う。「立派ですよ。挨拶もきちっとしてますしね」その伝統を守るため保護者の会、地域の自治会などの協力も大きな力となっているそうだ。年に一回の運動会でさえ「音が煩い!」と近所の文句が絶えない近年、中田小学校の近隣は「もっと練習を!もっともっと大きく!」とエールを送ってくれるそうだ。敷地面積は横浜一という中田小学校広大な校庭の中には廃車となった市電が置いてあったり、3千本以上もある樹木の中には「木登りOK!」の太く逞しい木もある。戸塚の駅から地下鉄2駅の利便性と、自然に恵まれた環境で学ぶ中田小学校の子供たちは感受性も豊かで、講演の中の朗読・音楽・話の一区切り一区切りにさえ盛大な拍手を惜しまない。拍手を受けるこちら側も感激でしばし言葉を失うほどだった。高学年の司会、田中先生と共に低学年の司会をしてくださった藤井千尋先生、カメラ担当の竹田幹先生、大館天音先生、放送担当の今野陽哉先生、講演が終わった後もメッセージソングを流し続けてくださった秋葉浩之先生、「出張がなければ私も聞きたかったー!」と言ってくださり帰り際にご挨拶を交わした長谷直子副校長先生、皆さん、ありがとうございました!