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学校訪問記 vol. 37  2月20日(月)  川崎市立日吉中学校



川崎市立日吉中学校の皆さんと

23年度最後の「心の宅急便」は 川崎市では初めての川崎市立日吉中学校である。先週の新吉田第二小学校に続き、今日も快晴!本年度の「心の宅急便天気模様」もお天気に恵まれた一年だった。「今年もお天気は全勝だったね!」とメンバーと話しながら日吉中学校の正門に着いた。予定の時間より大分早い。学校側の準備もあることなので時間になったらお電話をしようと思ったら、ジャージ姿の生徒たちがバラバラッと駆けつけて「どうぞ!」と正門を開けてくれた。「ありがとう!」とお礼を言うと、後ろからやってきた生徒達も口々に元気よく「こんにちわー!」と声かけをしてくれる。皆が手に手に小さなスコップを持っていた。出迎えてくれたのは三年生。在校生への愛の贈り物として最後の花道を飾るすみれの花をみんなで植えていたのだ。この学年は二年生の時、淋しかった中庭を復活させるため、また受験の生徒を励ますためにすみれの花を、そして新入生にはチューリップを2000株 植え、一年中花が絶えない活動を始めたのだと言う。「中島みどり校長先生のお手紙にあったように、この学校の生徒たちは本当に元気をもらうような子供たちの挨拶ですね」と感心すると「三年間、挨拶!アイサツ!と気持ちよく号令をかけてくださったみどりパワーの成果です」と三年生学年主任の小針マサ子先生がにっこり答えた。この地域は一小一中、小学校に入ると9年間一緒に過ごす。幼稚園からなら12年間、数は少ないが保育園から15年間一緒の生徒達もいる。地域の協力も密で、一昨年15周年を迎えた「おやじの会」があったり、子ども会から育って近所のオジちゃんオバちゃんの温かい目に包まれ育っているせいか、都会の子には珍しいくらい素直だ。「うちの子たち、自慢じゃないけど服装が乱れていたり茶髪であったりする生徒が一人もいないんですよ」と中島みどり先生が目を細める。講演後の「誰か質問のある人」と教務主任&生徒指導主任の大和田徹先生が生徒達にマイクを向けると、臆せずおおらかに質問や感想を述べてくれた。都会の子は小学校高学年くらいから人前で目立つことを嫌がり、なかなか大勢の前で質問や感想意見を言わないものなのだ。思わず、「勇気を持って質問や感想を述べてくれたみんなに拍手!」と言ってしまった。勿論、大きな拍手が広い体育館に鳴り響いた。 こんないい時間をくださった中島みどり校長先生、平野耕一教頭先生、ありがとうございました。体育館のセッテイングをしてくださった津坂久遠先生、藤巻優先生、ありがとうございました。CDの操作をしてくれた生徒たち、豆紙人形の飾り付けを手伝ってくれた生徒達、来た時から帰る時まで「コンニチワ」と「アリガトウ」の声かけをしてくれた生徒たち、ありがとう!皆さんのいい明日を祈って!!



川崎市立日吉中学校正門



花を植える生徒


校章

           
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