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学校訪問記 vol. 45  12月16日(金) 横浜市立高田東小学校



高田東小学校正面玄関
2013年、最後の心の宅急便はご近所もご近所、我が家の娘達二人が通った高田東小学校である。全校生徒340人。今年創立40周年になる。 朝、目が覚めると東の空が燃えるように美しい朝焼け!「なんて綺麗!」 思わず宅急便のメンバーに「朝焼けが綺麗!!見てください!」とメールをしてしまった。  何度か学校訪問記でも書いているが、何故か「心の宅急便」はお天気に恵まれている。予報で嵐となっていても、その日になると嵐が消えていたり、雨がザーザー降っていたのに、いざ出発で車を出すと雨が止み、学校に着いて荷物を運び終わると雨が開始したり。 いずれにしてもお天気の日は気持ちがいい!娘達の母校というだけでなく、選挙の時の投票会場となる高田東小学校は、我が家から歩いても5分とかからない。だが、荘司恵子校長先生とご縁が出来たのは夏休み前、ゴミの日のご近所のOさんの一言だった。
「ムトーさん、お読みになりました?高田東小学校の校長先生がムトーさんの講演を聞いて感激したというお話が回覧の学校通信に詳しく書いてありましたよ。とってもよかったですよ」そう言ってOさんが見せてくれた。  1月に横浜の女性校長副校長会で講演をしたのだが、その時に荘司先生が聞きにいらしてその感想を書いて下さっていたのだ。「素敵な学校便り、ありがとうございます」後日、お礼のお電話をしてお会いして驚いた。毎朝のようにゴミ置き場に面している通学路の坂下からずっと子供達を見守って登校指導していたよく見かける方が校長先生だったのだ。学校に着くとまだ8時前なのに上の階から美しいハーモニーが聞えてきた。特別音楽クラブの朝練だそうだ。「今年部員が50人以上に増えたので、最初はまとめるのが大変でしたけど、今は声が揃って厚みが増してとっても良くなりました。あちこちにファンが出来たんですよ」と荘司先生が嬉しそうにニッコリ。 高田東小学校も、いつもの通り低学年と高学年を二つに分けて講演させて頂いた。
前列左 荘司校長先生、後列右から二人目 金子副校長先生
 

図工専科の渡邊アヤコ先生の手作り看板
まだ幼さが残る低学年には大切な家族、生きること、友情などを考えてもらっているが、高学年は何処のどんな学校でもいじめがない学校はない。はっきりと「いじめ」をテーマにして聞いてもらい、誰もがふとしたきっかけで「いじめ」をしたりされたりする怖さを知ってもらっている。やっている側はたいしたことではないと思うことが、やられている側からはとても辛くて悲しいこと、それに気づいてもらうことが一番の狙いだ。もし自分がされたらどんな気持ちになるか・・?自分は知らずに人を傷つけていないか?傷ついている人を助けようと努力をしたか?そんな問いかけに高田東小学校の児童達は真剣に耳を傾けてくれた。講演後は後半で話をしている豆紙人形作家の母、マサコムトーの作品を子供たちに見てもらっている。「ワー!目の悪いおばあちゃんが こんな小さなお人形が作れるなんて!」と 子供達は歓声をあげながら食い入るように眺める。「ほらー、早く進んでー!後ろの人が見れないでしょう?!」先生方が声を張り上げる微笑ましい姿もいつもの光景だ。剣玉やメモ用紙を持ってきて「サインして」と次々に寄ってきてくれた子供達、「また来てね」と頭を下げてくれた子供達、ありがとう!また何処かで会おうね。
打ち合わせからお手伝いくださった人権担当の菊川満寿美先生、山本婦美先生、CDを担当してくださった音楽の田中千惠先生、黒木美帆先生、岡崎巨樹先生、高学年の司会を担当してくださった畑岡優子先生、重い荷物を運んで下さった金子峰子副校長先生、人形展示の看板を描いてくださった渡邊アヤコ先生、皆様 ありがとうございました。 よいお年を!
           
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