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学校訪問記 vol. 31 千葉県船橋市立飯山満中学校

11月15(火) 千葉県船橋市立飯山満中学校



飯山満中学校の皆さん
 

研修委員の手作り受付

今日も快晴!青く高く澄んだ空の下、向かうは千葉県船橋市の飯山満中学校である。遠く離れたこの学校と「心の宅急便」を繋いでくれたのは 亡くなった主人の親友であり釣り仲間のN氏。一年半前 N氏は飯山満中学校教頭である従妹の岩井美樹先生に「心の宅急便」の存在を報せ、そして岩井先生はじっくり時間をかけて温め、今年の春、清水龍夫校長先生と共にお手紙をくださったのである。実は私の娘の名前が岩井先生と同じ名前の美樹!だからお会いする前からなんだかとっても親近感が湧いていた。お電話で何回も話したこともあって、会ったとたんに二人で「会いたかったー!」と抱きあってしまった。感激はもうひとつ!学校に着く三十分も前から清水校長先生と研修委員の皆さん方が正門前に一列に並んで待っていてくださったこと。「ずっと この日をお待ちしていました」と言ってくださった皆さんの笑顔の温かさに胸がジーン!サプライズが又ひとつ!飯山満中学校合唱部の生徒さんが講演の冒頭でいつも紹介する心の宅急便メッセージソング「友だちにならない?」を歌って迎えてくれたのだ。いつものように、この歌の原作となったユキちゃんのいじめを乗り越えた絵手紙とエピソードを話したのだが、偶然、飯山満中学校もユキちゃんと同じようにひとつの小学校からほとんどの子ども達が進学してくる中学校という環境だそうだ。「だから生徒達も自分のことのように身近な問題としてこのお話を聞いたのじゃないでしょうか?」と清水校長先生がおっしゃった。“一人一人を生かし、人間性豊かな生徒の育成に努めること”が教育目標のこの学校の修学旅行は山形。二泊三日の一日目は赤湯温泉で百人全員が合同の夜を共にするが、二泊目は四、五人ずつに分かれ飯豊町の農家に民泊し、田植えやわらび、ぜんまいなどの山菜採りを体験する。たった一泊なのに、泊まった生徒達も泊めた農家の人々も、互いに別れが辛くて涙を流す。そんな心の交流がその後も学校と地元の人との交流につながり、又新しい出会いへと発展する。「卒業前のたった一日のこの体験が大きく生徒を成長させます」と清水校長先生。お話は尽きないながらも遠い船橋なので暗くなる前にそろそろ失礼した。玄関を出たらまたびっくり!何時に帰るか分からないのに研修委員9名の皆さん方が寒い中をずっと外で立って待っていてくださったのだ。「お見送りをしたくって・・」と笑顔がにっこり! 飯山満中学校の皆さん!PC操作のお手伝いをしてくださった谷田部健一先生、合唱の指導をしてくださった山岸美惠先生、企画を温めてくださったPTA本部役員の皆さん、研修委員長の蔵渕美香子さん、司会の八倉真由美さん、そしてお手伝いをしてくださった研修委員の皆さん、ありがとうございました!いつの日かまた何処かで!



飯山満中学校正門から



中庭の花壇風景 
           
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