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学校訪問記 vol. 42  6月15日 (土) 目黒区立「菅刈小学校」



菅刈小学校の先生方と

心の宅急便、前期最後の学校訪問は明治8年に開校し、今年で138年を迎える目黒区立菅刈小学校です。目黒区で2番目に古い学校だそうです。交通量の多い山手通りと玉川通りに囲まれて高いビルに隣接していますが、学校周辺は樹木の多い閑静な住宅地です。創立した頃、この辺りは「菅」がいっぱい生えていたのでそれが校章の図案になっているのだとか。渋谷のすぐ傍で一面、あの菅笠の材料になる菅が生えていたなんて、想像するだけで面白いですね。もしかしたら、ちょっと沼的な湿地だったのでしょうか? 都会のど真ん中にある学校に漏れず、菅刈小学校も児童数は少なく、全校生徒208人、2年生だけが2クラス、残りの学年は1学年1クラスです。 今日の午前中は高学年(5年生&6年生)64人を対象にした道徳特別授業、多目的教室で「明日へ続く勇気」をテーマに話しました。誰かが仲間はずれにされて悲しい思いをしていたら、「止めようよ」と言える勇気、「友だちにならない?」と言える勇気を持って欲しいと呼びかけました。「うちの子たちはね、都会のど真ん中に住んでいる子供には珍しく、物凄く人懐っこくて素直でいい子なんですよ。自慢の子たちです」と長谷豊校長先生がおっしゃる通り、講演の中での私の呼びかけにも、目をそらさず嬉しくなるほど素直な反応を示してくれました。のびのびとおおらかな子供たちの性格は、もしかしたら先生方の影響も大きいのではないかと思いました。ユーモア溢れる楽しい長谷校長先生、気さくで温かい深谷千恵副校長先生、絶え間ない明るい笑いが先生、子供たちの間に呼応していました。美味しいお給食を校長室で頂いた後、午後2時からは保護者対象の道徳授業地区公開講座です。驚いたのは208人の生徒数で半数を超える100名以上の保護者が参加したことです。学校の古い歴史と伝統から地域・保護者の教育に寄せる関心は高く、学校教育にも非常に協力的なのだそうです。午前中子供達に伝えた内容のご報告と、何かを始めるのに「人生 遅すぎることはない」のテーマでお話をさせて頂きました。 子供達、保護者の方々、しっかりと受け止めて聞いて頂けたと言う実感を胸に、菅刈小学校を後にしました。午前午後の講演でCDを担当してくださった道徳の長沢かよ先生、午後は体育館で、プロジェクターのセッテイングをしてくださった養護の谷口先生、ありがとうございました。そして、菅刈小学校で出会えた子供達、先生方、保護者の 全ての皆さん、お会い出来て嬉しかったです!



人口芝が敷き詰められた校庭から見た菅刈小学校


午前 道徳特別授業



午後 道徳授業地区公開講座



和食メニューの給食



校章

           
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